口腔癌は舌、歯茎、頬の内側の粘膜など、お口のさまざまな場所に発生します。食道癌、咽頭癌、子宮癌などの癌と同じ種類の癌ですが、日本人では過去40年で6倍弱の増加傾向を示す癌であり、実はそれほど珍しいものではありません。早期であれば治癒率は90%を超えますが、進行癌では治すことができても、食べる、話す、飲み込むといった機能が著しく低下し、それがもとで寿命が短縮することもあります。女性男性を問わず術後の顔貌の変形も大きな後遺症の一つです。
高度医療機関を紹介される患者さんには「治りにくい口内炎だと思っていた」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。上述のように些細な症状についての相談と早期発見・早期治療が最も重要です。1か月以上続く「しみる」「赤み」「白斑」「しこり」「潰瘍」「繰り返しできる」「なかなか治らない」「急に大きくなった」など、いつもと違う口内炎の症状が現れた場合は、ますは当クリニックでも十分な判断ができますので早めにご相談いただければと思います。